趣味を持つことの意味

趣味を持つことの意味 健康維持
趣味を持つことの意味

今回は「趣味」について話をさせてください。

 

 

皆さまは趣味を持つことの意味を考えたことはありますか?

 

 

趣味を持つことの意味

なぜ今回この話をしようと思ったのかというと、何かしらの病気の発症後や仕事を退職された後に人生を退屈と思われる方が想像以上に多いと感じるからです。

 

 

医療や介護の現場で患者様や利用者様と話をすると「早く向こうの世界に連れて行ってほしい。」や「仕事もできなくなったし、なにもすることがないわ。」といった内容が非常に多いのです。この会話が出る度に少し寂しい気持ちになります。

 

 

最近では「早く仕事を終えて、自分の時間を楽しみたい!」と仕事とプライベートを分割し、プライベートの充実度が人生の充実度と考えている人が増えてきているように思います。

 

 

一方で、仕事に人生を捧げて、仕事中心の生活を人生の充実度としている方もおられるのではないでしょうか?

 

 

確かにどちらの考えも間違いではないと思います。

 

 

ですが、どちらにも考えをシフトできる柔軟な思考を持っていて欲しいのです。

 

 

仕事=人生の考えだけでは仕事を引退した後の人生は張り合いがなく、自分を見失ってしまうのではないでしょうか。

 

 

仕事から離れることで刺激も少なくなります。認知症のリスクが増えたり、不活動に伴う筋力低下や体力低下は免れません。

 

 

お迎えが来てほしいと願ってもその願いが叶えられるわけではありません。むしろ退屈だと思いながらの人生はより長く感じるのではないでしょうか。熱中できるものがあればそれこそ人生が短く感じるのではないでしょうか。

 

 

そこで今回は趣味について話をしたいなと思ったのです。

 

 

すみません。前置きがかなり長くなってしまいました。

 

 

先にお伝えしますが、趣味のないことがどうということではないです。

 

 

人生を退屈と思われていることを前提として、熱中できる趣味を見つけることで人生を楽しくしませんか?という一つの提案です。

 

 

ただ楽しいだけでなく、趣味活動を介して肉体、脳、精神の健康を保つ効果もあります。

 

 

目標を立てる→使うモノを選択する→モノを使う→目標に向けて試行錯誤する→目標を達成する→次の目標を立てる。

 

 

この過程すべてが脳の活性につながります。また、やりたいことを見つけることで生活全体にメリハリが生まれ、加齢や不活動による身体(筋肉も脳も精神も含む)機能の低下を防ぐ効果があります。

 

 

「好きなことで健康を維持する」

 

 

すごく素敵じゃないですか?

 

 

私の趣味はコーヒー豆の焙煎から飲むまでの過程すべてが今一番の趣味となっていますが

 

 

実はコーヒーだけではなくて、粘土細工や革細工、切り絵、歌を歌うことや植物を育てることも趣味にしています。

 

 

仕事ばかり考えていた自分が、プライベートの時間を大事にするようになりました。

 

 

もちろん今の仕事も私を作る大事なパーツで仕事中も充実した時間と考えています。

 

 

仕事と趣味。退屈に思う時間はありません。

 

 

むしろ人生100年では足らないと思うほどです。

 

 

ですが、おそらく私も何かしらの病気にはなるでしょう。

 

 

癌や心臓病、脳卒中、その他この世に存在する無数の病気、発症しない方が不思議です。いつまでも今のままはありえません。

 

 

きっと仕事ができなくなったり、諦めなくてはならない趣味も出てくるでしょう。

 

 

声が出なくなったら手足を使う趣味を続けよう。

 

 

手足が動かなくなったら歌を歌おう。

 

 

そんな風に考えています。もちろんどんな未来が待っているかはわかりませんが、自分が生きている時間はできることを全力で楽しみたいですね。

 

 

仕事も趣味も続けるために、自分を楽しむために健康を維持する。

 

 

仮に今の趣味を続けられなくなったとしたときには人生のターニングポイントとして新しい趣味を見つけて人生を楽しみたいと思います。

 

 

たしかに仕事を中心にした人生も充実していると思います。

 

 

ですが、仕事を離れることになったときに「自分」を表現するものが他にあれば、「自分」を見失わずに人生を楽しめるのではないでしょうか。

 

 

今の時代は「検索」すればなんだって調べることができます。自分の興味のあること始めてみませんか?

 

 

今回も相談というよりは私の個人的な意見になってしまいました。申し訳ありません。

 

 

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。