血糖値を制御する。ダイエットの成功率が上がる。
今回は血糖値についてお話しします。これを知らずしてダイエットの成功はあり得ません。
あと、糖尿病についてもすこしお話しますね。
血糖値は、その名の通り血液中に含まれる糖の値のことを示します。
糖はエネルギーであると考えてください。脳も心臓も、内臓も筋肉も働くためにはエネルギーが必要ですので血糖値がゼロということは決してありません。
糖が血液中を流れることはいたって正常です。食後は皆、血糖値が上昇し、食前には血糖値は低いはずです。
ではなぜ、血糖値がそこまで悪い印象を持っているのかと言いますと
血糖値が異常に高い数値を示したり、常に血糖値が高いままでは身体全体に悪影響を与えるため、生活習慣病として病気の診断を受けるのです。
糖尿病ですね。
糖尿病には合併症というものがあり、網膜症、腎臓障害、神経障害の3つです。
どれも生活に重要な機能を大幅に低下するものですので、
網膜症は目が見えなくなりますし、
腎臓障害は排尿に影響を与え体内の水分管理能力が著しく低下してしまいます。透析などが必要となる場合もあります。
神経障害では感覚が悪くなるため、怪我に気づかず壊疽してしまうと切断などの選択を迫られることもあります。
栄養が溢れかえる現代で、糖尿病は絶対に予防しなければなりません。
また、基礎疾患に糖尿病があるとメインとなる疾患の回復が大幅に遅れるという大変困った影響を身体に与えるのです。
血糖値は食後に上昇するのですが、
- 糖を使い切れるだけの上昇(摂取量)に抑えること
- 使い切れるだけの有酸素運動をすること
- 糖を使いやすい身体づくり(筋肉を鍛える)
これらのことを心がけるだけで防ぐことができると言われています。
もちろん身体は人それぞれ異なるため、どれだけ気をつけていても、糖尿病を発症してしまうことがあります。
糖尿病発症後も先ほどお伝えした3点に気をつけていただければ、普段通りの日常生活を送ることもできますので、ご安心下さい。
血糖値を気にしていただけたところで、今度はダイエットとの関係を。
ダイエットは基本的に脂肪を落としたい方が多いと思います。
血糖値が高い状態では、血液中にエネルギーが溢れているため、運動をしても脂肪の分解までたどり着けない可能性があります。
エネルギーは糖から使われ、脂肪の分解と言われていますので
やはり食事管理は外せません。
血糖値が高すぎる状態では脂肪燃焼が誘発しにくく、ダイエット効果が減少してしまうのでご注意くださいね。
では、今回はこの辺で。
またのお越しをお待ちしております。