発汗=ダイエットの勘違い。
たまにすごく厚着をして運動をしている人を見かけます。
すごく汗をかいているのでしょうが、おそらくその方法は痩せません。
どうも誤解されている方が多いように思います。
発汗すればダイエットできているわけではありません。
今回は発汗とダイエットの関係についてお話しします。
まず、発汗は体の熱を覚ますものであり、基礎代謝=発汗ではありません。
食材による発汗や、厚着をすることによる発汗は運動による発汗とは熱を作る過程が異なります。
たとえば唐辛子などに含まれるカプサイシンは確かに摂取後発汗作用がありますが、カプサイシンによる発熱は脳への刺激(交感神経刺激)と血流upによるものです。
たしかに脳への刺激や血流が上がれば筋肉が働きやすい状態となるため、通常よりは筋肉の活動量も上がり、基礎代謝も増えると思いますが
食べただけで大きく痩せるのはあまり期待できません。
エネルギーを使いやすい状態にする(痩せるための前提条件を整える)と言う認識が正しいかと思われます。
厚着による発汗は単純に体内に熱がこもるため、発汗によって冷ましているに過ぎません。
夏場に厚着をしてジョギングは熱中症リスクが高くなるだけでダイエット効果はほぼ皆無です。
汗をかいた後に体重が減っているのは水分が体外に出ただけであって、脂肪が燃焼するダイエットとは全く異なります。
即時的に何キロも体重は落ちません。
即時的に体重が落ちる場合は汗や尿などの水分か、便だと思ってください。
最後に筋肉を使う(運動をする)ことによる発汗がおすすめされる理由についてですが
運動をする際には、筋肉が働きます。筋肉が働く際には熱を産生するため、一定の運動を行うことで発汗による冷却が始まります。
適切な服装で発汗をしているということはそれだけエネルギーを消費しているということなのです。
汗をかければ、食事でも厚着でもサウナでも良いというわけではなく
熱を作り出す過程を理解してください。
季節に合った服装で、運動による発汗が一番ですよ。
では、今回はこの辺で。
またのお越しをお待ちしております。