理想の姿勢ってどんな姿勢?

健康維持
理想の姿勢ってどんな姿勢?

理想の姿勢

 

この言葉を聞くと皆さまはどのような姿勢を想像されるでしょうか?

 

実は理想の姿勢と綺麗な姿勢はイコールではない場合があります。

 

 

よく勘違いされていることがありますので今回は理想の姿勢についてお話しします。すべて詳細に話すと長文になりすぎるので、大まかにポイントを整理してお話ししますね。

理想的な姿勢を話す前に

姿勢は、前額面矢状面、水平面で捉えます。水平面は真上もしくは真下から身体のねじれを確認する面になるのですが、今回は省略します。

 

「前額面」は前や後ろから身体を捉え左右の崩れ(傾き)がないかを確認する面になります。例えば、頭や背骨の左右の傾きなどですね。

 

 

「矢状面」は左右から身体を捉えて、主には頭頚部や背中、腰の反り返りを確認する面になります。膝や股関節の角度も見ていくときにもこの矢状面で確認します。

 

 

今回はこの前額面と矢状面で理想的な姿勢のポイントをお伝えしていきます。
パートナーにお願いできる場合はお互いチェックしてみてください。身体の評価は一人では限界があります。

 

 

後ろから確認できないことと、自分で確認しようとするとその時点で姿勢が崩れてしまうからです。誰かに写真を撮ってもらって確認する方法もありです。

 

理想的な姿勢

まずは一般的な(関節の変形などがない場合の)理想的な立位(立っている)姿勢を見ていきましょう。

「前額面」

眉間、鼻先、胸骨(両方の鎖骨の中心)、お臍、両膝の間、両足(内果)の間が一直線に並んでいるかどうか確認してください。

後ろからも確認してください。(後姿を写真にとるか、パートナーに確認してもらってください。)外後頭隆起、脊骨(脊椎の棘突起)、お尻の割れ目(臀裂)、両膝裏間の中心、両足(内果)間の中心が一直線に並んでいるかがポイントです。

しかしこれだけでは不十分です。今お話しした内容には肩甲骨の位置が記載されていません。身体のどこに歪みがあるのかを追求するには上記内容に合わせて肩甲骨の位置も確認する必要があります。

 

肩甲骨は胸椎の2番目から7番目の高さに位置し、背骨から肩甲骨の内側縁(内側)までの距離は約7㎝とされています。左右の肩甲骨の高さや背骨から距離に左右差がないかを確認してください。(また別の機会に肩甲骨についてはお話ししますので今回は省きます。)

 

「矢状面」

耳たぶ(耳垂)、肩峰(肩甲骨の突起)、大転子(大腿骨の外側にある突出部)、膝蓋骨(膝のお皿)後面、外果(くるぶし)2~3㎝前方が一直線に並んでいるか確認してください。

 

あと、背骨(脊柱)にはもともと弯曲があることも覚えていてください。首は前に凸(前弯)、背中は後ろに凸(後弯)、腰は前に凸(前弯)です。この弯曲が崩れると筋肉の長さがアンバランスとなり、肩こりや腰痛の原因になることがあります。(脊柱についても別の機会にお話ししようと思っています。)

 

 

一般的な理想姿勢についてはこんなところでしょう。

 

 

さて問題は関節に変形があったり、可動域に問題がある場合です。

 

 

2つ例をあげてお話しします。

 

 

➀腰が曲がっていて、固まってしまっている場合

寝ているときには伸びているのであれば、体幹を鍛えることで綺麗な姿勢に近づけることができますが、

 

 

寝ているときでも腰が伸ばせない、完全に固まってしまっているとき、無理に背中を伸ばそうとしても脊柱に負担をかけてしまったり、後方への転倒リスクが増えてしまったりと身体にとってあまりいい効果はありません。

 

 

腰が曲がってしまって伸びないのであれば膝を軽く曲げてあげて、重心をコントロールしやすい姿勢が理想の姿勢となります。

 

 

➁膝が曲がってしまって伸びない場合

先ほど同様、寝ているときには最後まで伸びる。という方は膝周りをしっかり鍛えてあげることで綺麗な姿勢に近づけることができます。

 

 

ですが、上向きに寝ているときでも膝が曲がってしまって膝裏が浮いている場合、この時は膝が固まっていますので無理に姿勢を伸ばそうとしないでください。

 

 

反対に腰を軽く曲げてあげましょう。

 

 

膝が伸びないにもかかわらず背中を伸ばしてしまうとバランスが悪くなってしまったり、腰や膝にさらなる負担を強いることとなります。

 

 

変形などがあり可動域に問題が生じている場合は一般的な綺麗な姿勢を求めず、安楽で重心コントロールのしやすい姿勢が理想姿勢となるのです。

 

 

(今回使用した画像はフリーハンドで描いたものなので若干のズレなどがございます。ご了承ください。)

 

ではまた次回もお待ちしております。