冷え性を自分で作っていませんか?
冷え性を治したいと言いつつ、暖かアイテムを買い漁っていませんか?
中には知らず知らずのうちに、自分で冷え性を作ってしまっていることも。
自分で作っている冷え性は治せます。
冷え性の中には「筋肉の不活動」が原因の冷え性があります。
私たちの身体は筋肉の活動とともに熱を産生するのです。
ですので結論から言いますと筋肉を使ってあげれば解決するかと思われます。
しかしながら、筋肉を使うといっても筋肉の不活動にもいくつか理由がございます。
- 筋肉が硬い
- 脱水など血液量が十分でない
- 筋活動に必要なエネルギーが十分でない
などが考えられます。
順番に説明していきますね。
①筋肉が硬い
筋肉は柔軟であることが大切で、筋肉が硬い場合には活動の効率が非常に悪くなります。
普段から手足の筋肉のケアが大事です。
ただし、マッサージや温めるだけでは効果は薄いです。筋肉の柔軟性とはただ柔らかいだけではなく、伸び縮みのできる柔軟さであってほしいのです。
急に動かすと筋肉や関節に負担をかけることとなりますので、マッサージや温めるなど筋肉を柔らかくしてから動かしてあげてください。
筋肉が柔軟になることで血管の圧迫も解除され、筋肉の働きで血流があがってくれることでしょう。
➁脱水など血液量が十分でない
筋肉が働こうにも、筋肉へ栄養を送る血液量が十分でないといけません。
冬の時期気づきにくいとは思いますが、1日の内に失う水分量はかなりのものです。
排泄にかかわるものだけでなく、口や皮膚からもどんどん水分は失われます。
およそ900mlの水分が発散されてしまいます。
しっかりと水分補給をしていただき、脱水状態とならないように心がけることが大事です。
➂筋活動に必要なエネルギーが十分でない
これに関しては基本的にそこまで問題とはされませんが、ダイエットなどされている方は要注意です。
糖質制限ダイエットなどが流行っておりましたが、糖質は筋肉だけでなく脳が働くためにも必要なエネルギーです。
過度な糖質制限を行うと筋肉へ分配される量が減ってしまい、筋活動が低下するだけでなく筋肉量も減少してしまう可能性があります。
筋肉量が減ってしまうと産生できる熱も減少してしまうため、冷え性がさらに悪化してしまう恐れがございます。
ここから先は持病をお持ちの場合です。
心臓の問題
私たちの身体は極度の血圧低下を防ぐために末梢の血管を細くして、血圧を維持するという働きがあります。
この働きにより指先や足先の血流が阻害され、末梢の冷感が生じる場合があります。
この場合の改善策としては主治医との相談が必要です。
呼吸器の問題
体内の酸素量が少ない場合、酸素消費量を少しでも抑えるために、安静時の筋活動を抑えている場合があります。
筋肉が働くためには酸素が必要ですが、脳や心臓が働くためにも酸素が必要ですので、生命活動に支障が出る場合は手足の筋活動は抑制される場合があります。
以上のような心臓や呼吸由来のものは主治医と相談することが望ましいですね。
いかがですか?
自分で冷え性を作ってしまっている方は非常に多いです。
寒い冬は温くして、籠もりがちですが、自分で熱を作り出す機会が減ってしまうと筋肉は衰え、さらに冷え性は悪化してしまいます。
冬場でも体を動かしてあげてくださいね。