これを知らないとマズい。ポジショニングの意味とコツ。

ポジショニングのコツ 介護
これを知らないとマズい。ポジショニングの意味とコツ。

今回の話はポジショニングについて。

 

 

ポジショニング、なにも考えずに行っていませんか?

 

 

間違ったポジショニングは拘縮や褥瘡、痛みの原因となります。

 

 

逆に、正しいポジショニングは介護負担を激減してくれます。

 

 

一般的にはまだまだ認知度が低いかもしれませんが、介護を行う上でも自分自身が快適に過ごす上でも是非知っておいてほしい内容です。

 

 

ポジショニングとは

まず、ポジショニングとは何かということですが、安楽な姿勢を作る行為と考えてください。

 

 

私たちの身体は同じ姿勢をずっと続けているとどうしても同じ場所に圧が集中したり、筋肉の緊張に偏りが生まれたりと好ましくない影響を身体に与えてしまいます。

 

 

自分で思うように体を動かせている内はその都度姿勢を変えたりしてこの悪影響から身体を守ります。

 

 

しかしながら、ご自身でなかなか思うように身体を動かすことができなかったり、緊張が抜けにくい身体であったり、関節が拘縮を起こして不自然な姿勢となってしまったりした場合にはポジショニングによって安楽な姿勢を保ちます。

 

 

ポジショニングは

  • 緊張を抑制する
  • 血行阻害を防ぐ
  • 褥瘡を予防する
  • 関節拘縮を防ぐ
  • 疼痛を防ぐ
  • 次の動きをスムーズに運ぶ

など大変多くの効果があります。

 

 

例をあげて説明しますね。

 

 

膝に拘縮があり、膝が伸びきらない時は仰向けに寝た時に膝裏や太ももの裏、ふくらはぎの裏が浮いている状態となり不安定になります。

 

 

そのため、筋肉が緊張してしまい、血流が阻害されたり拘縮が更にひどくなってしまう可能性が高いです。

 

 

寝ている姿勢でも重力の影響は受けるため、膝が浮いてしまっていると踵や仙骨部への圧が強くなり、痛みを引き起こしてしまったり褥瘡を作りやすくなります。

 

 

このように膝に拘縮がある場合。真っ直ぐ膝が伸びない時には膝の裏に枕を挟みます。

 

 

ポジショニングのコツは本人が楽な姿勢を保つように枕などで空間を埋めること、です。

 

 

膝裏だけ埋めるのではなく、浮いている箇所、空いている空間全体を埋めてあげてください。太ももの裏やふくらはぎの裏などですね。

 

 

膝を例にあげましたが、腕の拘縮でも同じです。

 

 

緊張が抜けやすい姿勢を見つけた後はその姿勢を維持できるように空間を埋めていきましょう。

 

 

特に肩甲骨周りや肘周りは骨張っていたり、空間が出来やすいので注意して下さいね。

 

 

また、円背(猫背)などでは頭の後ろだけでなく、肩甲骨の辺りから埋めてあげることも大事です。

 

 

ポジショニングが上手くいくと、安心感を与えて全身の緊張が抜けやすくなり、寝返りなどを自分で行えない方でも安楽に寝ることが可能です。

 

座位のポジショニングも大事
寝ている姿勢だけでなく、座っている姿勢でもポジショニングは大事ですよ。

 

 

適切なポジショニングは食事の際に誤嚥を防ぐ役割もあります。

 

 

ポジショニングを行っていなかったり、間違った方法で行っていると全身の緊張を高めてしまいます。緊張した姿勢はその後動きにも影響します。

 

 

介護の際に突っ張ったような反応がでることは経験ありませんか?

 

 

もちろん、介護方法に問題があることもありますが、寝ている姿勢で緊張していれば起き上がり動作が滑らかに行えませんし、座っている姿勢が緊張していれば立ち上がる動作がスムーズにいきません。

 

 

ポジショニングは普通の枕やバスタオルを巻いたモノでも代用は可能ですが、三角枕などポジショニング用の枕も売っていますので検討してみてはいかがでしょうか?

 

 

横向きで寝るときなどは抱き枕も有効ですよ。